L
※あとべです
※若干グロ!注意!
俺様は猫だ。しかも血統書つきだ。うつくしい金の毛並みは人々のくちびるから感嘆のため息を引き出すのに充分だったし、青い瞳は人々の心を捉えて離さなかった。若い俺にはたくさんの選択肢がありどれを選ぶのも俺の自由だった。ある日俺はさる高名な人物のひらいたオークションに招かれた。たくさんのものたちが次々と落札されていく。俺はいつものようにその様子を高みから優雅に見物していた。すると急にスポットライトが俺を照らした。「次はこちらです!」眩しさに目がくらむなかでたくさんの手が次々に上がるのを見た。「そこのあなた!」進行係の高らかな声が響く。「おめでとうございます!ご落札です!」何がなんだかわからぬうちに、俺は下賎な人間の手で小さな金属の箱に入れられどこかへと連れ去られた。
そこはきもちわるくなるほどにド派手な屋敷だった。外壁はすべて輝くピンク色で、中に入ると今度は輝く銀色に責め立てられた。頭がくらりとするのを感じる。酷い趣味だと思いながら頭を上げるとドスンドスンとすごい音をさせながらけばけばしい化粧をした人間が降りてきた。でっぷりと肥えた体を色取る水色のドレスのあまりの似合わなさに吐きそうになる。「ちょっと!」その人間は叫んだ。「あんた!頼んだのはこの子!この子なのね!まああああかわいいこと!ちょっと触らせなさいよ触らせるわよねまああかわいいまあいい子!さあこっちへおいでまあかわいい!」そういいながら俺に近付いてくる。威嚇すると「まあ、女にかわいがられるのは初めてだから緊張してるのね!いいのよそんな、怖がらないで!さあこっちへおいで!」とその指輪だらけの脂身のような手を伸ばしてきた。「さあ!」まっかな口紅を塗りたくった唇が動く。ああ!俺様に触るな!ああ!ああ!きもちわるいきもちわるいきもちわるい!
「キャアアアアアアア!!!!!!!!」耳障りな悲鳴が聞こえ、まっかな血液がその唇から零れた。ああ!まるでその塗りたくられた口紅のようだ。けれどなんて別物のように甘美な匂い!血液の溢れるその唇にくちづけ舐め上げるとまたその女の口から悲鳴が零れた。うるさい、と噛み付くと、うう、とうめくような声が聞こえ、やがて何も聞こえなくなった。俺様は彼女をむしゃぶりつくし食い尽くした。いつのまにかたくさんの人間に囲まれていた。そいつらは皆紺色の揃いの服を纏い揃いの帽子を被っていた。「射撃用意!」聞こえる声と共に足の付け根に激痛を感じる。思わず叫ぶといつのまにか近付いていた誰かに無理矢理に捉えられ何かを打たれた。朦朧とする意識の中で「なにやってんだよ」というなつかしい声を聞いたような気がした。
つづく!^^
ごめんなさいここでつづきます!ていうかまだつづき全然書けてないっていうかこのつづきどうするの?^^←なんだかだーっと書いてて気付いたらすごい意味のわからんパロディになっててもー自分で自分に呆然としてます。こんなマニアックなの・・・だれも求めてないよ・・・ね・・・。ま、でも基本自己満ブログなのでとりあえずつづき書いたらまた上げます。そのときはどうぞお付き合いを!よろしくお願いします^^おやすみなさい。
この記事にコメントする
この記事へのトラックバック
- この記事にトラックバックする
プロフィール
ぎんたま、ばさら、おおふりを愛しています。テニヌの王子様、デュラララ!!に夢中です。愛、溢れ出ちゃう!
※解離性障害(多重人格・不随意運動ほか)を患っています。そのため更新も一人ではなく数人でおこなうことがあるかもしれません。ご了解下さいませ。
※ここに置いてある小説もどきみたいなんは、特に表記のない場合ぜんぶテニヌの王子様二次です。
※CPに節操はありません!お気をつけ下さい!