メリークリスマス!
※白石と謙也
青く煙る冷たい空気の中にはあ、と息を吐く。俺の熱がふわりと溶けて空に消える。そろそろ月が向こう側へ沈む。朝焼けが俺の目を焼くのももうすぐだ。携帯を取り出す。3年間使ったそれはよく手になじむ。慣れた動作でボタンを押す。数回のコールのあと、ぷつり、という音とともに「・・・はい」という声が聞こえた。その声は眠そうな温度でつづけて「もしもし」という。
「謙也か」
『・・・せやけど』
「いますぐ起き」
『なんでや。まだ4時・・』
「ええから」
『・・・ちょお、まって』
そして電話は途切れる。あと5分もすれば寝間着に上着をはおった謙也がふらつく足取りで階段を降りてくる。眠そうに半分閉じられた目を見て手を引く。「乗り」と俺のちいさな自転車の荷台に乗せてペダルを踏む。近くの丘でいっしょに太陽の昇るその瞬間を見たら、そのときが俺たちのはじまりのときだ。
「謙也」
「なんや」
「今年もよろしゅうな」
「あたりまえや」
「謙也」
「なん」
「ありがとう」
「・・・おう」
「謙也」
「・・・なんやねん」
「すきやで」
「・・・しっとるわ」
あほ、とつぶやいた謙也の頬が赤く染まる。朝焼けだ。その赤い頬にくちづけて、もういちどすきやとつぶやいた。耳まで染まったその赤に見惚れながら、今年はどれくらいこうして謙也の横顔を見詰めることが出来るだろうかと考えた。金のまつげがまぶしげに瞬く。こうして彼のそばにいられるのはいつまでなんだろう。その答えはしらない。けれど出来れば長く、出来るだけ長く、彼のそばにいたい。こうしていたい。朝焼けを眺めて、「きれいやな」と謙也がいう。「そうやな」と返して、それから「おまえのほうがきれいやけどな」とつぶやく。「なっ・・・」と目を見開いた謙也に笑いかけると、「おま・・・ふざけんなや!」とうしろを向いた。はははと笑って空を見る。このさきずっと、何度でも、俺たちが消えるその日まで、こうしてふたりではじめてゆけるように。まぶしい太陽にそっと誓って、むくれた謙也と手をとって、ふたりはそっと踏み出した。
イブ!!なのになぜか早々と新年のお祝い。そしてなぜか白石と謙也^ω^な ぜ しかも耳/を/す/ま/せ/ば・・・な ぜ!!べつに最近耳/を/す/ま/せ/ばを見たというわけでもないのになあ。
最近見たのは新/宿/区/歌/舞/伎/町/保/育/園です。つたやに置いてあったのでおもわず。いや~ケンケンかわいかった~ 演技がうまいとはいいませんけれども^^← おこめ好きの方はぜひ見るべきです。 あとア/グ/リ/ー/べ/テ/ィ。あのベティにわたしは大変似ておるそうです。身内でのあだなはベティ。かなしいかな自分でも否定できない顔面ベティっぷり。眼鏡かけてなかったら全然違うんですけどね・・・
映画といえば。よ/し/な/が/ふ/みさんの大/奥が!映画化されるそうですね!!すうううごい楽しみです!なんてったってキャスト!にのみやさんと柴/崎/コ/ウさんなんて・・・!まさにわたしのためのキャスティング!(ちがいます)来年の10月公開らしいんでまだまだですがもうこれはね!観に行くしかないでしょう。観に行きますよ!車椅子を引き摺って(母が)ね!
さて全然脈絡がありませんが、明日25日は関/口/か/ん/こさんの『押/忍!ハ/ト☆マ/ツ学/園男/子寮!』の発売日ですね!自分へのクリスマスプレゼントにする予定です。さ、さみしくなんて・・・ないもん!! 風呂入ってきます^ω^ノ
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プロフィール
ぎんたま、ばさら、おおふりを愛しています。テニヌの王子様、デュラララ!!に夢中です。愛、溢れ出ちゃう!
※解離性障害(多重人格・不随意運動ほか)を患っています。そのため更新も一人ではなく数人でおこなうことがあるかもしれません。ご了解下さいませ。
※ここに置いてある小説もどきみたいなんは、特に表記のない場合ぜんぶテニヌの王子様二次です。
※CPに節操はありません!お気をつけ下さい!