ノー・タイトル
暴れる細腕を無理矢理に束ねて床に縫い止めて触れたくてたまらなかった大好きなあいつの薄い口唇に俺のそれをぶつけたら、あいつはすいと顔を傾けてその口唇で俺に拒絶の言葉をぶつけた。「佳一、」思わずなじるような調子であいつを呼ぶと、あいつは「やめてよ、やめてよせいちゃん、こんなのは」と叫ぶように言った。「佳一」「だって俺言ったじゃない、ちゃんと言ったじゃない、俺には好きな人がいるんだよって。言ったよね?俺は言った。なのにこんな、こんなのはおかしいよ。これじゃレイプだ。強姦だよせいちゃん」そうだ強姦だ。わかってる。わかってる。わかってる。「そうだよこれは強姦だ。だけど他にどうしろってんだよ!好きな人がいる?ああ知ってるさ!それでも俺はおまえに触りたい!そのためなら強姦魔にだってなるさ!」ハッと義一が息を飲んだ。硬くなっていた体から力が抜けてゆく。佳一の目尻から涙がこぼれた。
「あのね、」華奢なはだかの背を俺に向けて、佳一は話し始めた。「前にさ、好きな人がいるって言ったでしょ。あれね、兄貴のことなんだ。」そこでちいさく佳一がふふふと笑う気配がする。「せいちゃんも会ったことあるだろ?あのお堅いさ。でも好きなんだ。絶対にそんなことできないってわかってるのに一度でいいからあの人に触りたくてたまらない。せいちゃんと俺は同じだよ」すうと息を吸って佳一はもういちど口を開いた。「ありがとう、せいちゃん」せいちゃんのことを、好きになれたらよかった。そう言って佳一は笑った。俺は佳一にバレないようにひっそりと泣いた。
※写真と本文は何の関係もありません※
今日は頭ン中をずーーーっと知ってる人やら知らない人やら一度も体験したことないシチュエーションやら見たこともない景色と逆にどっかで見たことのある何かやらが巡っててむっちゃきもちわるいです。
たまにあるんですが、いわゆる白昼夢ってヤツですか?現実の世界はいつもどおりに見えているし聞こえているのにそれと被って違う景色や音が頭の中に浮かぶ。
おかげでめちゃくちゃ頭が痛いです。こういうのってやっぱ障害の影響なのかな…きもちわるくて字にしないとやってられんので小説もどきは増えて結構ですが笑
ところで今インディ・ジョーンズ見てるんだけどやっぱおもろいな(^^)蟻のとことか大分怖かったですけど←
これから小田切響子見ますノ
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プロフィール
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芦野汎音
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女性
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自己紹介:
京都在住、おたく どうじんがわたしの生き甲斐!←
ぎんたま、ばさら、おおふりを愛しています。テニヌの王子様、デュラララ!!に夢中です。愛、溢れ出ちゃう!
※解離性障害(多重人格・不随意運動ほか)を患っています。そのため更新も一人ではなく数人でおこなうことがあるかもしれません。ご了解下さいませ。
※ここに置いてある小説もどきみたいなんは、特に表記のない場合ぜんぶテニヌの王子様二次です。
※CPに節操はありません!お気をつけ下さい!
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